的確な状況分析による予測が出口戦略には必要

ということは、不適格な状況分析・実態とかけ離れた数理モデルで、政府が出口戦略を策定することは至難~不可能ということになります。

専門者会議の一員が、なぜ人と人との接触を8割削減する必要があるかを説明している動画です。

R0 = 2.5(補足:基本再生産数) 

Re =(1-p)R0(補足:接触制限をした場合の実効再生産数

と板書されています

 

まず、実効再生産数について説明します。

実効再生産数が、1を超えると感染が拡大し続けます。

 

例えば、実効再生産数が2の場合

1人の感染者は2人に感染させます。感染させられた2人は、それぞれさらに2人に感染させますので、2×2=4人が感染します。この4人がさらに4×2=8人に感染させます。

8人は 8×2=16人感染させます。

この段階で感染者の合計は1+2+2×2+4×2+8×2=31人となり、感染者は雪だるま式に増えていきます。行きつく先が感染爆発(オーバーシュート)です。

 

一方、実効再生産数が1の場合

1人の感染者は1人にしか感染させませんので、実効再生産数が2で感染者が31人となった同時点での感染者数は

1+1+1+1+1=5人です。

やがて、回復する人も出てくるので、感染は収束します。

 

人との接触制限をした場合の実効再生産数 Re =(1-p)R0

において、

人との接触を8割制限したとすると、p=0.8で

Re =(1-0.8)×2.5=0.5<1となり、感染は収束します。

 

Re=1となるのは、(1-p)×2.5 =1を解いて、p=0.6

ですので、接触6割制限でよさそうですが、

医療と性風俗には残念ながら介入ができないと仮定して、一般の人口でそれを補填して、二次感染の平均値を1より下げるにはどれぐらい必要か見て、正確に言うと79%という数字が算出されました。」

だそうです。

 

基本再生産数 R0 = 2.5はヨーロッパのデータを参考にしているそうですが、これ自体が誤りでしょう。

1m以内に密接したとしても
・日本人は、欧米人のように挨拶時、握手、ハグ、頬と頬を重ねてキスなどしません。
・日本人は食事前、帰宅後、トイレ後に手を洗います。
・日本人にはマスクをする習慣があります。特に1~4月は花粉症の季節です。

 

密接による飛沫感染、接触感染のリスクは、欧米人に比べ相当低く、基本再生産数が同じであるはずがありません。

 

さらに、日本人は家に土足で上がりません。

 

「医療には介入できない」としていますが、

自衛隊の病院では院内感染が起きていません。自衛隊病院の感染防止対策を見習い、
・適切な保護具の必要十分な提供
・適切な保護具着用の教育
空気(エアロゾル)感染リスク低減のための適切な設備の導入

に集中的にお金を投入していれば、医師、看護師が医療行為のため感染者に密接しなければいけないとしても、自衛隊病院のように感染を防止でき、院内感染を起こすことなく、医療体制に余裕ができていたはずです。感染拡大防止のため政治家に適切な提言をするのが「専門家会議」ではなかったのですか。

 

基本再生産数R0=2.5を日本に適用するのが間違いであるだけでなく、

Re =(1-p)R0

という式が?です。最低

Re =(α-p―β)R0

としなければ実態に合っていません。

 

ウイルスを吸った人がすべて感染するわけではありません。ウイルスが気道の細胞に取り付き増殖する前に、自己の免疫力で、ウイルスを追い出すことが出来ている人が相当数いるはずです。

培養皿化したクルーズ船ですら、PCR検査陽性で感染者とみなされた人は、乗客乗員の2割です。3月末に、慶応大学病院の研修医がどんちゃん騒ぎの飲み会をして、ひんしゅくを買いましたが、感染した人は参加者の2割です。

この免疫力を考慮に入れたのが、Re =(α-p―β)R0 の αで、αは1

より小さくなります

 

慶応大学病院でコロナ感染者以外の患者さんにPCR検査をしたところ、検査陽性率が6%であったとの報告がありました。

これは、それまで東京都でPCR検査陽性者として計上されていた人の割合の244倍に当たります。

 

PCR検査を増やせば、感染者の実態に迫れるという「専門家」がいますが、これは机上の空論です。感染しても、無症状が3割、軽症が5割と言われていましたが、ニューヨークのコロンビア大学病院でのPCR検査では、検査陽性者の9割近くが無症状であったとの結果が出ています。感染しても無症状である人をPCR検査で追うことなど不可能です。データを普通に見ることが出来る人であれば、PCR検査で陽性になり感染者として計上された人数は、実際の感染者の氷山の一角にすぎないと考えるのが当たり前でしょう。

 

「専門家」が接触8割削減を必要とした試算では、以上の実態を考慮していません。

Re =(α-p―β)R0

では、実際の感染者とすでに回復し免疫ができている人をβで考慮しています。

 

「専門家」が試算に使った式を私なりに実態に合うように修正して、シミュレーションした結果を

接触8割削減に日本人の社会活動・生活様式に即した具合的な根拠はあるのか

で示しています。

 

4月10日段階で、実効再生産数が0.7になっていると「専門家会議」が言っています。

その後も順調に、新規感染者数が減っていますので、さらに実効再生産数も減って0.5以下になっているはずです。私の試算でもそうなっています。

実効再生産数0.5は、接触8割削減により達成を目指す値だったはずで、達成できているのに

なぜ、宣言終了を政府に進言しないのでしょうか。

新しい生活様式」などすでに民間企業は実践しています。

 

PCR検査が増えないことにフラストレーションを感じていたと「専門家会議」がおっしゃっていましたが、他人事のようですね。PCR検査を増やすための具体的な方策を示す責任があるのが、「専門家会議」ではないのですかね。日本で最初の感染者が見つかってから3か月以上も経つのですが。

 

すでに、感染は収束しています。行動制限を緩和すれば、一時は新規感染者が増えていきますが、強制力がないお願いベースでも、進んで自粛する国民性ですので、今回同様収束していきます。

的確に状況分析し、実態に合った数理モデルで予測すれば、すでに感染が収束するだけの集団免疫を日本人が獲得していることが自ずと見えてくるはずです。

医療現場、老人福祉施設に集中的に迅速に資金を投入していけば、日本において、医療崩壊、感染爆発(オーバーシュート)は決して起こりません。政治家の決断次第です。

新型コロナウイルス感染者を受け入れていない大学病院に医療崩壊に直面?している危機的?状況を視察することや

すでに感染防止の対策を自主的に進めている小売店を訪れ、仕事の邪魔をする行為はやめて頂きたい。

知りたいならテレワーク!すれば済むことです。

 

新型コロナウイルスのフロントページ


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